妊娠する体とは!卵巣の仕組み・機能と働き
妊娠するために、卵巣はどのように私たちの体に働きかけるのか説明していきますね。
卵巣は、卵管に支えられるようにして子宮の両脇にあります。
- 楕円形の形
- 重さ約5〜15gほど
卵巣の中には、卵子の元となる細胞が数百万個も蓄えられています。
思春期になり女性の体が大人へと変わり始める頃、卵巣で蓄えられた原始細胞が成熟細胞となり、1ヶ月に1度卵子を排出するのです。この仕組みを排卵といい、妊娠したい場合にもっとも重要になります。
数百万個という原始細胞がある中で、女性の生涯の内熟成細胞になるものは、400個から500個といわれています。
卵子は月に1度の排卵のたびに交互に排出されますが、片方から続けて排出されることもあるようです。また、卵巣は女性ホルモンを分泌するという役割があります。
卵胞ホルモンと黄体ホルモン、この2つの女性ホルモが分泌することにより、規則正しい月経が起きたり排卵が起きたりと、脳や身体へ働きかけます。
生理前にイライラしたり不安になることも、この女性ホルモンによって起こるといわれています。女性ホルモンはこのほかにも、体温の調節や脂質の代謝、膣内の殺菌を防ぐ役目、骨の老化防止や循環器などにも大きく関わり、私たちの体に大きな役割を果たしています。
生理がきたり妊娠したり、女性らしい体をつくることに卵巣は関わりがとても深く、妊娠したい場合には卵巣の働きかけがとても大切で重要になります。