基礎体温の見方 【グラフからわかる妊娠・流産・病気発見】
基礎体温を継続して計ると、自分の体のリズムが見えてきます。
基礎体温グラフでは、妊娠するために必要な排卵の有無や、次の生理日の予測ができるだけでなく、妊娠や流産、病気の発見をすることもできます。
ここでは、妊娠したときや流産したときの基礎体温グラフの現れ方や、更年期障害のときの基礎体温の現れ方について詳しく解説してきます。
妊娠しやすい日のタイミングで仲良しをした人は、その後の基礎体温グラフをチェックしてみましょう!基礎体温をみることで、妊娠の可能性を発見できます。
基礎体温の見方【妊娠・流産したときのグラフ例】
基礎体温グラフをみたとき、体温が高温期に入り16日以上続いた場合には、妊娠の可能性があります。妊娠した場合、基礎体温は妊娠4カ月頃まで高くなります。妊娠4カ月を過ぎると、出産まで基礎体温は下がります。
ここで注意しておきたいのが、21日以上高温期が続いた後で出血などの症状があった場合です。
高温期がしばらく続いていて、妊娠4カ月になっていないのに基礎体温が低下したときは、流産の可能性があります。妊娠の可能性のある場合もそうですが、このような場合でも病院で診察を受けるようにしてくださいね。
更年期前の基礎体温の変化
女性が閉経を迎える年齢は、日本人では約50歳といわれていて、更年期は閉経する前後に始まるといわれています。閉経にも個人差があり、早い人なら40代で閉経する人もいます。
どうして更年期になるのかとゆうと、女性ホルモンが急激に減少することで、身体や心にさまざまな症状が現れます。
更年期になると卵巣の機能が低下して、女性ホルモンの分泌がうまくいきません。基礎体温をつけることで、更年期前をはやめにチェックすることができ、更年期に備えることができます。
生理の周期が短くなり頻発月経の症状が現れることで、更年期が近づいていことを知ることができます。
また更年期に入ると、基礎体温では低温期が続くようになります。女性ホルモンの急激な減少に身体はついていけず、自律神経や身体にいろいろな症状があらわれます。
こうして基礎体温から身体の変化をしることで、更年期に備えて対策をとり身体を整えることができるのです。